【PCパーツ講座】現行BTOで選べるCPUを一覧化。価格帯・性能・シリーズ別にわかりやすく整理
※この記事は2026年7月11日時点で、主要BTOの販売傾向とIntel / AMD公式情報、CPU仕様情報をもとに整理しています。BTOショップの採用CPU、価格、在庫、セール構成は頻繁に変わります。購入前には必ず各ショップの商品ページで最新のCPU型番、メモリ、SSD、GPU、電源、保証を確認してください。
BTOパソコンを選ぶとき、多くの人が最初に見るのはCPUです。
でも、CPUの型番はかなりややこしいです。
- Core i5とCore Ultra 5は何が違うのか
- Core i7-14700FとCore Ultra 7 265Fはどちらを選べばいいのか
- Ryzen 7 7700とRyzen 7 9800X3Dは同じRyzen 7なのか
- Ryzen 5 7500FとRyzen 5 9600Xはどれくらい違うのか
- 安いBTOに残っているRyzen 5 5500やCore i5-12400Fは今でもありなのか
名前だけを見ると、余計に迷います。
そこで今回は、現行BTOでよく見かけるCPUを、価格帯・性能・シリーズ別に整理します。
先に結論:CPUは「シリーズ名」より「用途と組み合わせ」で選ぶ
CPU選びで一番大事なのは、単純な上下関係ではありません。
大事なのは、用途に合っているかです。
ざっくり分けると、次のようになります。
| 用途 | 目安CPU |
|---|---|
| 事務・ネット・軽作業 | Core i5-12400 / Core i5-14400 / Ryzen 5 5500 / Ryzen 5 5600 / Ryzen 5 7500F |
| フルHDゲーム | Core i5-14400F / Core Ultra 5 225F・245 / Ryzen 5 7500F / Ryzen 5 7600 / Ryzen 5 9600X |
| 1440pゲーム・長く使うゲーミングPC | Core i7-14700F / Core Ultra 7 265F / Ryzen 7 7700 / Ryzen 7 9700X |
| とにかくゲーム重視 | Ryzen 7 7800X3D / Ryzen 7 9800X3D |
| 配信・動画編集・重い制作 | Core i7-14700 / Core Ultra 7 265 / Ryzen 9 7900 / Ryzen 9 9900X / Ryzen 9 9950X |
| 最高級ゲーミング・制作兼用 | Core Ultra 9 285K / Ryzen 9 9950X3D |
| 業務用ワークステーション | Ryzen Threadripper / Threadripper PRO / Xeon系 |
ゲーミングPCでは、CPUだけを上げても、GPUが弱いと効果が出にくいです。
逆に、RTX 5070以上のGPUを選ぶなら、CPUもCore Ultra 7やRyzen 7以上にしておくとバランスが取りやすくなります。
CPUって、数字が大きければ大きいほど正解、ではないんですね?
そうだね。CPUは“格”より“組み合わせ”で見る。ゲームならGPUとのバランス、動画編集ならコア数、普段使いなら価格とのバランスが大事だよ
分け方は4つある:価格帯・性能・シリーズ・用途
CPUの分類は、1つの軸だけだとわかりにくくなります。
おすすめは、次の4つで見ることです。
| 分け方 | 何がわかるか |
|---|---|
| 価格帯別 | 予算に合うCPUがわかる |
| 性能別 | どこまで余裕があるかがわかる |
| シリーズ別 | 世代・プラットフォーム・将来性がわかる |
| 用途別 | 自分に合うCPUがわかる |
この記事では、まずシリーズ別に地図を作り、その後で価格帯と用途に落とし込みます。
現行BTOでよく見るCPU一覧
まずは、BTOで見かけるCPUを大きく一覧化します。
すべてのショップ・すべての在庫を網羅するものではありませんが、2026年時点のBTO選びで見かけやすいCPUを中心にまとめます。
Intel系
| グループ | 主なCPU | 特徴 |
|---|---|---|
| 旧世代・低価格 | Core i5-12400 / Core i5-12400F | 安価なBTOに残る。軽作業・入門ゲーム向け |
| 第13・14世代ミドル | Core i5-13400F / Core i5-14400F / Core i5-14500 | RTX 5060〜5060 Ti級と組みやすい |
| 第13・14世代上位 | Core i7-13700F / Core i7-14700F / Core i7-14700KF | ゲーム・配信・動画編集まで広く対応 |
| 第14世代最上位 | Core i9-14900F / 14900KF | 高性能だが発熱・消費電力も大きい |
| Core Ultra 200S | Core Ultra 5 225F / 245 / 245K / Core Ultra 7 265F / 265K / Core Ultra 9 285K | 新しめのIntelデスクトップ。LGA1851世代 |
| Core Ultra 200S Plus | Core Ultra 5 250K Plus / Core Ultra 7 270K Plus | 2026年以降の上位選択肢。採用BTOは今後増える可能性 |
Intelは、まだ第14世代CoreとCore Ultra 200Sが混在しています。
そのため、BTOでは「Core i7だから新しい」とは限りません。
Core i7-14700Fは第14世代、Core Ultra 7 265FはCore Ultra 200S世代です。名前のルールが変わっているので、型番まで見る必要があります。
AMD系
| グループ | 主なCPU | 特徴 |
|---|---|---|
| AM4低価格 | Ryzen 5 4500 / 5500 / 5600 / Ryzen 7 5700X | 安価なBTOでまだ見かける。コスパ重視 |
| AM4ゲーム寄り | Ryzen 7 5700X3D / 5800X3D系 | AM4でゲーム性能を伸ばしたい構成 |
| AM5入門 | Ryzen 5 7500F / 7600 / 7600X | DDR5・AM5世代の入門〜ミドル |
| AM5ミドル | Ryzen 7 7700 / 7700X | 消費電力と性能のバランスが良い |
| Ryzen 9000 | Ryzen 5 9600X / Ryzen 7 9700X / Ryzen 9 9900X / 9950X | Zen 5世代。制作・普段使い・省電力面も見たい |
| X3Dゲーミング | Ryzen 7 7800X3D / 9800X3D / Ryzen 9 9950X3D | ゲーム重視の本命。高性能GPUと相性が良い |
| APU・内蔵GPU重視 | Ryzen 5 8500G / 8600G / Ryzen 7 8700G | グラボなし・省スペース用途で候補 |
| ワークステーション | Ryzen Threadripper / Threadripper PRO | 3D制作・解析・業務用途 |
AMDは、AM4とAM5が混在しています。
安いBTOではAM4のRyzen 5 5500やRyzen 7 5700Xがまだ使われます。一方、長く使う前提ならAM5のRyzen 5 7500F、Ryzen 7 7700、Ryzen 7 9700X、Ryzen 7 9800X3Dあたりを見たいです。
同じRyzenでも、AM4とAM5があるんですね。そこを見ないと、あとでアップグレードしにくいかも?
その通り。安さならAM4も悪くない。でも長期利用や将来のCPU交換まで考えるなら、AM5のほうが選びやすいね
価格帯別に見るCPUグループ
ここからは、BTO本体価格の目安でCPUを分けます。
価格はGPU、メモリ、SSD、セール状況で大きく変わるため、あくまでBTO本体のおおまかな目安です。
10万円前後〜15万円:低価格・普段使い・軽いゲーム
| よく見るCPU | 向いている用途 |
|---|---|
| Ryzen 5 4500 / 5500 | 事務・ネット・軽いゲーム向け。価格最優先の入門BTOで候補 |
| Ryzen 5 5600 | 安価でも6コア12スレッドで扱いやすい。軽いゲームや家庭用に向く |
| Core i5-12400 / 12400F | 型落ちでも普段使いは快適。低価格ゲーミングPCの定番候補 |
| Core i5-13400F | RTX 5060級までの入門ゲーミングPCでバランスを取りやすい |
この価格帯は、PC本体を安くしたい人向けです。
向いている用途は次の通りです。
- ネット
- Office
- 動画視聴
- 軽い写真整理
- フルHDの軽めゲーム
- 入門ゲーミングPC
注意点は、CPUよりもメモリとSSDです。
安いBTOでは、メモリ16GB、SSD500GB〜1TBが最低ラインです。CPUがそこそこでも、メモリ8GBやSSD250GBでは使いにくくなります。
15万〜22万円:ミドルクラス。多くの人の中心
| よく見るCPU | 向いている用途 |
|---|---|
| Core i5-14400F | フルHDゲーム、普段使い、軽い編集。価格を抑えたIntel構成向け |
| Core i5-14500 | 内蔵GPUあり構成や事務・制作寄りのミドルPCで候補 |
| Core Ultra 5 225F / 245 | 新しめのIntel世代で組みたい人向け。RTX 5060〜5070下位と相性が良い |
| Ryzen 5 7500F | AM5で安く組みたい人向け。フルHDゲームのコスパ候補 |
| Ryzen 5 7600 / 7600X | AM5ミドルの定番。ゲーム・普段使い・軽い制作まで広く対応 |
| Ryzen 5 9600X | Zen 5世代のミドル。新しめのAM5構成で長く使いたい人向け |
この価格帯は、BTOで一番選ぶ人が多いゾーンです。
RTX 5060、RTX 5060 Ti、RTX 5070の下位構成あたりと組み合わせることが多く、フルHD〜1440p入門のゲーミングPCとして使いやすいです。
普段使い、ゲーム、軽い動画編集、配信の入口くらいなら、このあたりで十分な人も多いです。
迷ったらこの価格帯を見るといい。CPUを盛りすぎるより、GPU、メモリ、SSDに予算を回したほうが満足しやすい場合も多いよ
22万〜35万円:高性能ゲーミング・配信・動画編集
| よく見るCPU | 向いている用途 |
|---|---|
| Core i7-14700F / 14700KF | ゲーム、配信、動画編集を1台でこなしたい高性能Intel構成向け |
| Core Ultra 7 265F / 265K | 新世代Intelで高性能GPUと組みたい人向け。制作・マルチタスクも見やすい |
| Ryzen 7 7700 / 7700X | AM5のバランス型。発熱と性能のバランスを取りたい人に向く |
| Ryzen 7 9700X | Zen 5世代のRyzen 7。ゲームも制作もほどよく見たい人向け |
| Ryzen 7 7800X3D | ゲーム重視の定番。RTX 5070以上と組む高性能ゲーミングPC向け |
この価格帯から、性能にかなり余裕が出ます。
RTX 5070、RTX 5070 Ti、RX 9070 XTクラスと組み合わせるなら、CPUもこのあたりにしておくとバランスが良いです。
ゲームだけならRyzen 7 7800X3Dが強い候補です。
一方、ゲーム以外に配信、動画編集、マルチタスクも重視するなら、Core i7-14700F、Core Ultra 7 265F、Ryzen 7 9700Xなども見たいところです。
30万〜45万円:ゲーム最重視・高リフレッシュレート
| よく見るCPU | 向いている用途 |
|---|---|
| Ryzen 7 7800X3D | 旧世代ながらゲーム性能重視でまだ強い。価格次第で狙い目 |
| Ryzen 7 9800X3D | ゲーム最優先の本命候補。高リフレッシュレートや上位GPU向け |
| Core Ultra 7 265K / 270K Plus | ゲームだけでなく配信・編集・マルチタスクも重視するIntel上位構成向け |
| Ryzen 9 9900X | ゲームより制作・配信寄り。コア数も欲しい人向け |
この価格帯では、GPUもRTX 5070 Ti以上になることが増えます。
ゲーム最優先なら、Ryzen 7 9800X3Dが非常に強い選択肢です。
AMD公式でも、Ryzen 7 9800X3DはZen 5、8コア16スレッド、最大5.2GHz、L3キャッシュ96MB、TDP 120Wの3D V-Cache搭載CPUとして位置づけられています。
Core Ultra 7 265Kや270K Plusは、ゲームだけでなく制作・マルチタスクも含めて考えたい人向けです。
40万円以上:制作・最高級・ワークステーション寄り
| よく見るCPU | 向いている用途 |
|---|---|
| Core Ultra 9 285K | Intel最上位寄り。制作・配信・高性能GPU構成で候補 |
| Core i9-14900K / 14900KF | 第14世代の高性能CPU。性能は高いが冷却と電源に注意 |
| Ryzen 9 9900X / 9950X | 動画編集、3D制作、開発などコア数を活かす用途向け |
| Ryzen 9 9950X3D | ゲームと制作の両方を高い水準で狙う最上位候補 |
| Ryzen Threadripper / Threadripper PRO | 3Dレンダリング、解析、業務ワークステーション向け |
この価格帯は、ゲームだけではなく制作や業務まで見る人向けです。
- 4K動画編集
- 3Dレンダリング
- 開発・ビルド
- 仮想環境
- 大量のRAW現像
- 配信しながらゲーム
- AI補助作業
こうした用途なら、コア数やスレッド数が効きます。
ただし、ゲームだけなら、Ryzen 9やCore Ultra 9が常に最適とは限りません。ゲーム中心ならRyzen 7 9800X3Dのほうが満足しやすいケースもあります。
性能別に見る:エントリー、ミドル、ハイエンド
価格帯とは別に、性能クラスで分けると次のようになります。
エントリー
| CPU例 | コメント |
|---|---|
| Ryzen 5 4500 / 5500 | とにかく安く組みたい人向け。重いゲームや長期利用では余裕が少ない |
| Core i5-12400F | 型落ちでも基本性能は十分。グラボ付き低価格BTOでまだ候補 |
| Ryzen 5 5600 | 安価なAM4構成では扱いやすい。軽いゲーム・普段使いに向く |
古めでも、軽作業なら十分使えます。
ただし、今から長く使うPCとしては、メモリ16GB、SSD500GB以上、できれば電源やマザーボードの品質も確認したいです。
ミドル
| CPU例 | コメント |
|---|---|
| Core i5-14400F | 価格を抑えたIntelゲーミングPCの定番。RTX 5060級と組みやすい |
| Core Ultra 5 225F / 245 | 新世代Intelのミドル。今からIntelで組むなら候補に入る |
| Ryzen 5 7500F | AM5入門のコスパ枠。グラボ前提のゲーミングPC向け |
| Ryzen 5 7600 | バランスの良いAM5ミドル。普段使いからゲームまで扱いやすい |
| Ryzen 5 9600X | Zen 5世代のミドル。新しめの構成で長く使いたい人向け |
多くの人におすすめしやすいクラスです。
ゲームも普段使いも十分で、GPUに予算を回しやすいのが強みです。
アッパーミドル
| CPU例 | コメント |
|---|---|
| Core i7-14700F | ゲーム・配信・編集まで広く対応。価格が下がっていれば有力 |
| Core Ultra 7 265F | 新世代Intelの高性能枠。RTX 5070以上との組み合わせで見たい |
| Ryzen 7 7700 | AM5の省電力バランス型。静音・安定志向にも向く |
| Ryzen 7 9700X | Zen 5世代のRyzen 7。ゲームと制作を両方見たい人向け |
| Ryzen 7 7800X3D | ゲーム性能重視の強力候補。制作よりゲーム優先なら有力 |
このあたりから、長期利用・高性能GPU・配信・動画編集を考えやすくなります。
ゲーミングPCとしては、かなり満足度が高いゾーンです。
ハイエンド
| CPU例 | コメント |
|---|---|
| Ryzen 7 9800X3D | ゲーム最優先のハイエンド候補。高性能GPUと組みたい |
| Core Ultra 7 270K Plus | Intel上位構成でゲーム・制作・マルチタスクを狙う人向け |
| Core Ultra 9 285K | Intel最上位寄り。高負荷作業も含めたプレミアム構成向け |
| Ryzen 9 9900X / 9950X | コア数を活かす制作・編集・開発向け |
| Ryzen 9 9950X3D | ゲーム性能と多コア性能の両立を狙う最上位候補 |
RTX 5080やRTX 5090級、または重い制作作業と組み合わせるCPUです。
価格も消費電力も上がるので、冷却や電源も同時に見たいです。
シリーズ別に見る:Intelは第14世代とCore Ultraが混在
Intel系で注意したいのは、名前のルールが変わっていることです。
Core i5 / i7 / i9 第12〜14世代
| 例 | 見方 |
|---|---|
| Core i5-12400F | 第12世代。低価格BTOに残る |
| Core i5-14400F | 第14世代ミドル。RTX 5060級と組みやすい |
| Core i7-14700F | 第14世代上位。ゲーム・制作兼用 |
| Core i9-14900KF | 第14世代最上位。発熱・電源も注意 |
第14世代はLGA1700世代です。
価格が下がっている構成なら、今でも十分候補になります。
Core Ultra 200S
| 例 | 見方 |
|---|---|
| Core Ultra 5 225F / 245 | 新世代ミドル |
| Core Ultra 7 265F / 265K | 高性能BTOでよく見る |
| Core Ultra 9 285K | 最上位寄り |
| Core Ultra 5 250K Plus / Core Ultra 7 270K Plus | 2026年以降の新しめ上位候補 |
Core Ultra 200SはLGA1851世代です。
第14世代Coreとはマザーボードの世代が違います。
そのため、単純にCore i7とCore Ultra 7を同列に見ず、世代と価格をセットで確認しましょう。
シリーズ別に見る:AMDはAM4とAM5、そしてX3Dを分ける
AMDは、AM4とAM5の違いが重要です。
AM4:安く組めるが、将来性は控えめ
| 例 | 見方 |
|---|---|
| Ryzen 5 5500 | 安価なAM4 BTOで見かける。価格重視だが世代は古め |
| Ryzen 5 5600 | AM4の扱いやすい6コア。低価格でも普段使い・軽いゲームに向く |
| Ryzen 7 5700X | AM4でコア数を増やしたい人向け。ゲーム・作業のバランス型 |
| Ryzen 7 5700X3D | AM4でゲーム性能を伸ばしたい人向け。価格次第で狙い目 |
AM4は、長く使われてきたプラットフォームです。
安いBTOを作りやすく、コスパはまだあります。
ただし、今から長期利用前提で買うなら、AM5のほうが将来のアップグレードは考えやすいです。
AM5:今から買うなら中心
| 例 | 見方 |
|---|---|
| Ryzen 5 7500F | AM5入門。グラボ前提で安く組みたいゲーミングPC向け |
| Ryzen 5 7600 / 7600X | AM5ミドルの定番。ゲーム・普段使いにちょうどいい |
| Ryzen 7 7700 / 7700X | 8コアで余裕がある。長期利用や軽い制作まで見たい人向け |
| Ryzen 5 9600X | Zen 5世代のミドル。新しめのAM5構成を選びたい人向け |
| Ryzen 7 9700X | Zen 5世代の8コア。ゲームと制作のバランス型 |
| Ryzen 9 9900X / 9950X | 多コア重視。動画編集、3D制作、開発用途向け |
AM5はDDR5メモリの現行世代です。
今から新しくBTOを買うなら、AMDはAM5を中心に考えるのが自然です。
X3D:ゲーム重視の特別枠
| 例 | 見方 |
|---|---|
| Ryzen 7 7800X3D | ゲーム性能重視で定評のあるX3D。価格次第でまだ強い |
| Ryzen 7 9800X3D | 現行ゲーム重視の本命候補。高性能GPUと組みたい |
| Ryzen 9 9950X3D | ゲームも制作も妥協したくない最上位候補 |
X3Dは、3D V-Cacheを搭載したゲーム向けの強いCPUです。
同じRyzen 7でも、Ryzen 7 7700とRyzen 7 9800X3Dは狙いが違います。
ゲーム重視ならX3Dは非常に強いです。
一方、動画編集やレンダリング中心なら、Ryzen 9 9900Xや9950X、Core Ultra 7 / 9も比較したいです。
X3Dって、Ryzen 7の中でもゲーム特化の別枠なんですね!
そう。ゲーム中心ならかなり強い。ただし、用途が制作中心なら、コア数の多いRyzen 9やCore Ultra 7以上も見たいね
型番末尾の意味:F、K、X、X3D、Gを覚える
CPUの末尾には意味があります。
ここを知らないと、BTO選びで地味に失敗します。
| 末尾 | 例 | 意味 |
|---|---|---|
| F | Core i5-14400F / Core Ultra 7 265F | 内蔵GPUなし。グラボ前提 |
| K | Core Ultra 7 265K / Core i9-14900K | オーバークロック対応・高性能寄り |
| KF | Core i7-14700KF | K付きだが内蔵GPUなし |
| X | Ryzen 5 9600X / Ryzen 7 9700X | 高クロック寄りのRyzen |
| X3D | Ryzen 7 9800X3D | 3D V-Cache搭載。ゲーム重視 |
| G | Ryzen 5 8600G / Ryzen 7 8700G | 内蔵GPUが強いAPU |
ゲーミングBTOでは、ほとんどの場合グラボが付いています。
そのため、IntelのF付きでも問題ありません。
ただし、グラボ故障時の画面出力や、トラブル時の検証を重視するなら、内蔵GPUありのCPUにもメリットがあります。
用途別おすすめCPU
事務・ネット・家庭用
おすすめは次のあたりです。
- Core i5-12400 / 14400
- Ryzen 5 5500 / 5600
- Ryzen 5 7500F
- Ryzen 5 7600
家庭用・事務用では、CPUを盛りすぎるより、メモリ16GB、SSD500GB以上、静音性、保証を重視したほうが満足しやすいです。
フルHDゲーム
おすすめは次のあたりです。
- Core i5-14400F
- Core Ultra 5 225F / 245
- Ryzen 5 7500F
- Ryzen 5 7600
- Ryzen 5 9600X
RTX 5060、RTX 5060 Ti、RX 9060 XTクラスなら、このあたりで十分です。
CPUよりGPUに予算を回すほうが、ゲーム性能は伸びやすいです。
1440pゲーム・長く使うゲーミングPC
おすすめは次のあたりです。
- Core i7-14700F
- Core Ultra 7 265F
- Ryzen 7 7700
- Ryzen 7 9700X
- Ryzen 7 7800X3D
- Ryzen 7 9800X3D
RTX 5070以上を選ぶなら、このクラスが安心です。
特にゲーム重視なら、Ryzen 7 7800X3D / 9800X3Dが強い候補になります。
配信・動画編集
おすすめは次のあたりです。
- Core i7-14700F / 14700KF
- Core Ultra 7 265F / 265K
- Ryzen 7 9700X
- Ryzen 9 7900 / 9900X
- Ryzen 9 9950X
動画編集や配信では、GPUも重要です。
CPUだけではなく、メモリ32GB、SSD 1TB以上、可能なら作業用SSDも見たいです。
AI画像生成・3D制作・重いクリエイティブ
おすすめは次のあたりです。
- Core Ultra 7 265K / 270K Plus
- Core Ultra 9 285K
- Ryzen 9 9900X / 9950X
- Ryzen 9 9950X3D
- Threadripper系
ただし、AI画像生成はCPUよりGPUの影響が大きいです。
CPUを上げるより、VRAMの多いGPU、メモリ32GB以上、SSD容量を優先したほうがいいケースも多いです。
BTOで避けたいCPU選び
最後に、避けたい選び方も整理します。
| 避けたい選び方 | 理由 |
|---|---|
| 「Core i7だから安心」とだけ見る | 世代が古い可能性がある |
| 「Ryzen 7だから全部同じ」と見る | 7700、9700X、7800X3D、9800X3Dで性格が違う |
| 安さだけでAM4構成を選ぶ | 将来性やメモリ規格でAM5に劣る |
| RTX 5080級に低価格CPUを合わせる | GPU性能を活かしにくい場合がある |
| CPUだけ盛ってGPUを下げる | ゲーム性能では逆効果になりやすい |
| 最高級CPUを空冷・低品質電源で選ぶ | 発熱・騒音・安定性で不満が出やすい |
| 末尾Fの意味を知らずに選ぶ | 内蔵GPUなし。グラボ前提になる |
まとめ:BTOのCPUは「用途別の定番」を覚えると迷いにくい
現行BTOのCPUはかなり種類が多いです。
ただ、用途別に見ると選び方はシンプルになります。
| 用途 | 見たいCPU |
|---|---|
| 安さ重視 | Ryzen 5 5500 / 5600、Core i5-12400F |
| 入門〜ミドルゲーム | Core i5-14400F、Core Ultra 5、Ryzen 5 7500F / 7600 / 9600X |
| 長く使うゲームPC | Core i7-14700F、Core Ultra 7 265F、Ryzen 7 7700 / 9700X |
| ゲーム最重視 | Ryzen 7 7800X3D / 9800X3D |
| 制作・配信 | Core Ultra 7、Core i7-14700、Ryzen 9 9900X / 9950X |
| 最高級・業務 | Core Ultra 9、Ryzen 9 9950X3D、Threadripper |
CPU選びは、単体性能だけでは決まりません。
GPU、メモリ、SSD、電源、冷却、ケース、保証まで含めて、1台のバランスで見ることが大事です。
CPUは“強いものを選ぶ”より、“自分の使い方に足りるものを選ぶ”ほうが大事だね。ゲームならGPUとのバランス、制作ならコア数とメモリ、普段使いなら価格と静音性。この3つを意識すると、BTO選びはかなり楽になるよ
型番の数字に振り回されるより、“何に使うPCなのか”から選ぶんですね!