🎮 AMD Radeon 780Mの性能はどのくらい?独立グラボとベンチマークで比較してみる
最近のミニPCや薄型ノートPCでよく見かける内蔵グラフィックスが、AMD Radeon 780Mです。
Radeon 780Mは、Ryzen 7 7840U、Ryzen 7 7840HS、Ryzen 7 8845HS、Ryzen 9 7940HSなどに搭載される内蔵GPUで、従来の「内蔵グラフィックス=ゲームは厳しい」というイメージをかなり変えた存在です。
✅ この記事でわかること
・Radeon 780Mとは何か
・独立グラボでいうとどのクラスに近いのか
・実際のベンチマークスコアの目安
・どの程度のゲームが遊べるのか
・ゲーミングPCとして買ってよいのか
✅ 結論|Radeon 780Mは「GTX 1050 Ti~GTX 1650手前」クラスの内蔵GPU
まず結論からです。
Radeon 780Mの性能イメージ
・内蔵GPUとしてはかなり高性能
・軽量ゲームならフルHDでも十分遊べる
・重いゲームは720p~900p+低設定+FSR前提
・独立グラボでいうとGTX 1050 Ti以上、GTX 1650に迫る場面もある
・ただしGTX 1650を安定して超えるほどではない
・RTX 3050以上とはかなり差がある
Notebookcheckでは、Radeon 780MはRyzen 7040シリーズなどに搭載されるRDNA3世代の内蔵GPUで、12CU、最大3GHz級の動作、ハードウェアレイトレーシング対応と説明されています。ただしレイトレーシングについては、現行ゲームで使うには性能不足とされています。
また、AMD公式のRyzen 7 7840U仕様では、Radeon 780Mは12 Graphics Core、最大2700MHzと記載されています。
🧠 Radeon 780Mとは?
Radeon 780Mは、AMDのRyzen 7000/8000系モバイルAPUに搭載される内蔵GPUです。
内蔵GPUなので、GeForce RTXシリーズのように専用のグラフィックボードが入っているわけではありません。
CPU内にGPU機能が組み込まれていて、メインメモリの一部をグラフィック用メモリとして使います。
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Radeon 780Mの基本イメージ
CPU内蔵GPU
RDNA3世代
12CU / 768シェーダー
搭載CPUにより最大クロックは変動
メインメモリをVRAM代わりに使用
ミニPC・薄型ノート・携帯ゲーミングPCに多い
優さん!Radeon 780Mって内蔵グラフィックスなのに、ゲームもできるって聞きます!
そうだね。
昔の内蔵GPUとはかなり違う。軽いゲームや少し前の3Dゲームなら、設定次第で普通に遊べるレベルになっているよ。
📊 Radeon 780Mと独立グラボの性能比較
Radeon 780Mの立ち位置をざっくり見ると、以下のようなイメージです。
| GPU | 立ち位置 | 性能イメージ |
|---|---|---|
| Intel UHD Graphics系 | かなり軽作業向け | ゲームはかなり厳しい |
| Intel Iris Xe | 軽量ゲーム向け | 軽いゲームなら可 |
| Radeon 680M | 高性能内蔵GPU | 780Mの前世代 |
| Radeon 780M | 高性能内蔵GPU | GTX 1050 Ti~GTX 1650手前 |
| GeForce GTX 1050 Ti | 旧世代エントリーGPU | 780Mと比較対象になりやすい |
| GeForce GTX 1650 | 旧世代エントリーGPU上位 | 780Mよりやや上の場面が多い |
| GeForce RTX 3050 | 現代の入門RTX | 780Mより明確に上 |
| GeForce RTX 4050 / 5050 | 現行ゲーミングノート入門 | 780Mとは別クラス |
Technical Cityの集計では、GTX 1650はRadeon 780Mより総合ベンチマークで約15%上回るとされています。つまり、780MはGTX 1650にかなり近づく場面はあるものの、平均的にはGTX 1650の少し下という見方が自然です。
📈 ベンチマークスコアの目安
Radeon 780Mは搭載PCによってスコアが変わります。
特に影響が大きいのは、メモリがDDR5かLPDDR5Xか、デュアルチャネルか、電力設定が高いか、冷却に余裕があるかです。
そのため、以下はあくまで目安です。
| GPU | 3DMark Time Spy Graphics目安 | 立ち位置 |
|---|---|---|
| Intel Iris Xe | 約1,300~1,800 | 軽量ゲーム向け |
| Radeon 680M | 約2,300~2,700 | 高性能内蔵GPU |
| Radeon 780M | 約2,800~3,300前後 | 内蔵GPU上位 |
| GTX 1050 Ti | 約2,400~2,800前後 | 旧世代エントリー |
| GTX 1650 | 約3,400~3,900前後 | 780Mよりやや上 |
| RTX 3050 Laptop | 約4,500~6,000前後 | 明確に上 |
| RTX 4050 Laptop | 約8,000前後以上 | 別クラス |
ベンチマーク上の結論
Radeon 780Mは、
GTX 1050 Tiクラスはかなり超えやすく、
GTX 1650に迫るが、
RTX 3050以上には届かない。
🎮 実ゲームではどのくらい遊べる?
Radeon 780Mは、軽いゲームならかなり快適です。
一方で、最新の重いAAAタイトルでは、解像度や画質をかなり落とす必要があります。
Notebookcheckのテストでは、Radeon 780M搭載機で、Dota 2 Rebornは低設定148.3fps、中設定120.7fps、高設定75.9fps、ウルトラ71.6fps、Far Cry 5は低設定72fps、中設定39fps、高設定36fps、Cyberpunk 2077 1.6は低設定30fps、中設定25fps、高設定20fpsという結果が掲載されています。
🟢 快適に遊びやすいゲーム
Radeon 780Mで遊びやすいゲーム
・VALORANT
・League of Legends
・Minecraft
・原神
・フォートナイト
・Apex Legends ※低設定推奨
・Dota 2
・FF14 ※設定調整推奨
・Rocket League
・軽めのインディーゲーム
目安
| ゲームジャンル | 目安 |
|---|---|
| 2Dゲーム・インディー | かなり快適 |
| eスポーツ系軽量ゲーム | フルHD低~中設定で快適 |
| Minecraft | 設定次第で快適 |
| 原神 | 低~中設定で遊びやすい |
| Apex Legends | 低設定ならプレイ可能 |
| FF14 | 標準~低め設定でプレイ可能 |
| サイバーパンク系重いゲーム | 720p~900p+低設定前提 |
🟡 設定調整すれば遊べるゲーム
設定調整が必要なゲーム
・Apex Legends
・Fortnite
・FF14
・GTA V
・The Witcher 3
・Far Cry 5
・F1シリーズ
・軽めのオープンワールドゲーム
Notebookcheckのゲームテストでは、GTA Vは低設定157.3fps、高設定58.6fps、ウルトラ22.3fpsという結果になっており、軽め~少し前のタイトルであれば、設定を落とすことで十分遊べることがわかります。
🔴 厳しいゲーム
Radeon 780Mでは厳しめのゲーム
・最新AAAタイトルの高画質設定
・レイトレーシング有効のゲーム
・VRゲーム
・高解像度WQHD / 4Kゲーム
・重量級MOD入りゲーム
・高フレームレートを狙うFPS
Radeon 780Mはハードウェアレイトレーシングに対応していますが、Notebookcheckは現行ゲームでレイトレーシングを使うには性能が足りないと説明しています。
🧪 実ゲームFPSの目安
環境によって変わりますが、記事用の目安としては以下のようにまとめるとわかりやすいです。
| ゲーム | 解像度・設定目安 | FPS目安 | 評価 |
|---|---|---|---|
| VALORANT | フルHD低~中 | 100fps以上も狙える | ◎ |
| Minecraft | フルHD通常設定 | 60fps前後以上 | ◎ |
| Dota 2 | フルHD高設定 | 70fps前後 | ◎ |
| GTA V | フルHD高設定 | 50~60fps前後 | ○ |
| Far Cry 5 | フルHD低~中 | 40~70fps前後 | ○ |
| F1 23 | フルHD低~中 | 60fps前後 | ○ |
| Cyberpunk 2077 | 低設定 | 20~30fps前後 | △ |
| 最新AAA | 720p~900p低設定 | 30fps前後狙い | △~× |
⚠️ Radeon 780Mの性能はメモリ構成で大きく変わる
Radeon 780Mは独立GPUと違い、専用VRAMを持っていません。
そのため、PC本体のメインメモリをグラフィック用に使います。
ここがかなり重要です。
Radeon 780Mで重要なポイント
・メモリはデュアルチャネルが重要
・DDR5 / LPDDR5Xの速度が効く
・メモリ16GBより32GBの方が安心
・シングルチャネル構成だと性能が落ちやすい
・冷却が弱い薄型ノートでは性能が伸びにくい
同じRadeon 780Mでも、ミニPCやノートによって性能が違うんですね!
そうだね。
内蔵GPUはメモリ帯域の影響が大きい。だから「Radeon 780M搭載」とだけ見ずに、メモリ容量やメモリ速度も確認した方がいいよ。
🖥️ ミニPCでRadeon 780Mはあり?
ミニPCでは、Radeon 780M搭載モデルがかなり人気です。
Radeon 780M搭載ミニPCが向いている人
・省スペースPCが欲しい
・軽いゲームも遊びたい
・動画視聴やOfficeも快適に使いたい
・外部GPUなしでそこそこ遊びたい
・静音性や消費電力も重視したい
ミニPCでゲームをする場合は、フルHD低~中設定で遊ぶという考え方が基本です。
ゲーミングPCの代わりというより、ゲームもそこそこできる高性能ミニPCとして見ると満足しやすいです。
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🆚 独立グラボ搭載PCとどちらを選ぶべき?
| 用途 | Radeon 780M搭載PC | 独立グラボ搭載PC |
|---|---|---|
| ネット・Office | ◎ | ◎ |
| 動画視聴 | ◎ | ◎ |
| 軽いゲーム | ◎ | ◎ |
| Apex・Fortnite | ○ | ◎ |
| 最新AAAゲーム | △ | ◎ |
| 動画編集 | ○ | ◎ |
| AI画像生成 | △ | ◎ |
| 省スペース | ◎ | △ |
| 消費電力 | ◎ | △ |
| コスパ | 用途次第 | 用途次第 |
Radeon 780Mがおすすめな人
・ゲームは軽めでOK
・小型PCや薄型ノートが欲しい
・省電力で使いたい
・専用GPUなしでそこそこ遊びたい
・普段使い+たまにゲームという使い方
独立グラボ搭載PCがおすすめな人
・最新ゲームを高画質で遊びたい
・ApexやFPSで高fpsを狙いたい
・動画編集や3D制作もする
・AI画像生成や動画生成もしたい
・長くゲーム用途で使いたい
🤖 AI画像生成には向いている?
Radeon 780MでAI画像生成をやるのは、正直かなり限定的です。
AI画像生成用途でのRadeon 780M
・軽い実験程度なら可能な場合もある
・本格的なStable Diffusion用途には不向き
・VRAMが専用ではないため厳しい
・CUDAが使えないためNVIDIA RTX系より不利
・AI生成目的ならRTX搭載PCを選ぶ方が無難
Stable DiffusionやComfyUIを本格的に使うなら、Radeon 780Mではなく、GeForce RTX 4060 / RTX 5060以上の独立GPU搭載PCをおすすめします。
✅ まとめ|Radeon 780Mは「内蔵GPUとしてはかなり強い」が、ゲーミングPCの代わりではない
Radeon 780Mは、内蔵GPUとしては非常に優秀です。
今回のまとめ
・Radeon 780MはRDNA3世代の高性能内蔵GPU
・12CU / 最大2700MHz級の構成
・GTX 1050 Ti以上、GTX 1650に迫る性能
・軽量ゲームならフルHDでも十分遊べる
・重いゲームは720p~900p+低設定+FSR前提
・性能はメモリ速度、デュアルチャネル、冷却で変わる
・AI画像生成や最新AAAゲーム目的なら独立GPUがおすすめ
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Radeon 780Mって、内蔵グラフィックスとしてはかなり頑張ってるんですね!
そうだね。
「軽いゲームもできるノートやミニPC」が欲しい人にはかなり魅力的だよ。
ただし、本格的なゲーミングPCやAI生成PCとして考えるなら、やはりRTX搭載モデルを選んだ方が安心だね。