CPUを選ぼう②
先回に続いてCPUについて調べていくわよ~
先回は、
Intel → 製造メーカー
Core i5 → シリーズ名
9400 → モデルナンバー
までいきました。
そうね、今回は残りのコア数とクロック周波数について。
最近のCPUには複数のコアを持っているものが多くて、このコア数が多いものほど同時に処理できる仕事の数が増えてくるのね。
オペのできる外科医がたくさんいる病院と、少ない病院では回転率はぜんぜん違うでしょ?
デュアルコア病院には2人
クアッドコア病院には4人
ヘキサコア病院には6人
オクタコア病院には8人
確かに違いますね~
コアの数はドクターの数、ということになるんですか?
まあ、ドクターの腕次第ていうのもありますけど・・・
そのとおりよ!
ドクターの能力は個人差があるわね。この仕事能力が、いわばクロック周波数になってくるわけ。
1秒間にこなせるコンピューターの仕事量を表す数値がGHz(ギガヘルツ)として表記されるクロックなんだけど~・・・
実は、この数値はCPUの性能を表すときにはあまり当てにならないのよ。
え?そうなんですか?
たとえば、わたしがどんなに腕が良くても、使える道具や環境がしょぼいとどうしても時間ロスしてしまうでしょ?
Dr.コトーCeleron診療所ではいくら頑張っても限界があるわ。
それに比べて国立医科大学Core i7病院なんて、最新設備が整ってるからわたしみたいな腕利きじゃなくても回転率はどんどん上がるわけ。
なるほど~・・みんな設備のいいとこに行きたがるわけだ・・。じゃあクロックは無視していいと。
そうとも限らないわ?
同じ設備の病院にユー●ケとわたしがいるのとじゃ全然違うでしょ?
いやいや・・
さらに、わたしが本気モードの時はもっとすごいわよ?
CPUのクロックも、本気を出すとブーストしてクロックが一時的に上昇するの。これをターボ・ブーストと言うわ。
ちなみにいま例で使っている、Core i5 9400は・・・
ベースクロックは2.9GHzなんだけど、
ブーストモードのときは4.1GHzまで上昇するのよ。
更にコアなマニアの中には設定をいじって通常の仕様よりクロックを上昇させるオーバークロックというのを利用している人もいるわ。いわゆるドーピングね。
ドーピングて・・
ドーピングが体に負担がかかるように、オーバークロックもCPUに負担をかけちゃうのよね・・
だからよく考えてやるようにしましょう~笑
わかりました・・
ところで、実のところどのCPUを選ぶのが無難なんでしょ?
パソコンをどういうふうに使うかでかなり左右されるわね~
ワード・エクセルとネットサーフィンぐらいなら、Celeronでもあり。写真や動画の編集もストレスなくやりたいなら、Core i3、i5あたりを。ガッツリ3DオンラインゲームやVRを楽しみたい人はCore i7に。
この辺は値段と相談ね。わたしならCore i5あたりを選んでおくわね。ここでちょっと節約して、グラフィックカードの方にお金を回すわ。グラフィックカードについては後々詳しく解説するけど、ゲームやCG処理、VRなんかはCPUよりむしろこっちのほうが大事。
なるほど~無理に一番高いCore i7を選ぶ必要はないわけですね~。
そうね、Core i3,i5あたりを選んでおけばまあ大丈夫よ。
コレと同レベルのAMD製のCPUはRyzen5あたりかしら。
迷ったらこの3種の中から選べば、失敗しないので!
はい!いただきましたー
Category: BTOパソコン講座